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Verne Q. パウエルによって作られた「POWELL（パウエル）」。
パウエル氏がいた時代は木製のフルートが主流でしたが、テオバルト･ベームが設計した銀のフルートを完成させたのがパウエル氏です。
誰から教えられることはなく自力でフルートを作り上げたとした逸話が今でも語り継がれるほどとなっています。
そんなパウエル氏が工房を構えたのは1926年。
翌年にはVerne Q. パウエル･フルート社を設立しています。
最初に作った10本のフルートはトップアーティスト達に使われており、その評判から世界でもトップクラスのフルートメーカーとなっています。
「POWELL（パウエル）」の創設者はVerne Q. パウエル。
1880年、宝石商の息子として生まれます。
子どもの頃からフルートが好きだったこともあり、彫金の技術を早くにマスターしていました。
フルート製作に目覚めたのは、1910年のシカゴでおこなわれたフルート奏者であるジョージ･バレル氏の演奏会。
ジョージ･バレル氏が使用していた銀製のフルートは当時はとても珍しいもので、その音色にパウエル氏はフルート製作の道を見つけたのです。
感銘を受けたパウエル氏が最初に作ったのは、7本の銀のスプーンと3個の銀時計、数枚の銀貨で作ったフルート。
その音色の素晴らしさから「ティースプーン・フルート」といった呼び名をつけられています。
1913年になると、ウィリアム･ヘインズ氏に招かれてヘインズ社にてフルート製作をスタートさせたのでした。
スケールや頭部管の研究にも力を入れていたパウエル氏。
フルートの演奏も得意としていたため、工房には毎日のようにフルート奏者が集まって演奏会がおこなわれていたといわれています。
ディスカッションを通じて、素晴らしいフルートを次々と生み出していたのです。
パウエル フルートは、フルートの中でもトップクラスの実力をもちます。
それまで木製が主流だったフルート業界で、銀製のフルートを開発・完成させたのですから歴史的にも価値のあるメーカーとなっています。
シグネチャーフルート、ハンドメイドコンセルヴァトリーフルート、ハンドメイドフルート、そして銀製だけでなくハンドメイドで木製のフルートも販売。
木製フルートはレトロな音色として人気があるようです。
また、ハンドメイドで作られる頭部管は、好みで選べるように数種類用意されています。
銀を使うことによって美しい音色を生み出す事ができたパウエル フルートは、一度は演奏してみたいフルートとして多くの奏者の憧れの的となっています。
ですから、中古市場でも買取価格は良いものといえます。
パウエル フルートには豊富なオプションが用意されています。
EメカニズムやC#トリルキー、D#ローラー、G ドーナツリング、Wing（頭部管）、プラチナライザーなどで、数万から数十万単位での価格となっています。
決して安くない金額ですから、オプションでなにを選んでいたかでも査定価格が変わります。
フルートを演奏する人にとってパウエル フルートは、人気も高いメーカーです。
本体だけでなく、付属品やアクセサリーなどがきれいな状態でセットになっていると、その買取価格もさらに高くなります。
パウエル フルートの買取査定では、品番・シリアル番号といったフルートがいつ作られたモデルなのかを計るだけでなく、
外装やその音色の状態などを総合的に判断して買取価格が決められていきます。
品番は上管部に、製造された番号でもあるシリアル番号は上管部または上管部の裏側に刻印されています。
パウエル フルートを高く買取ってもらうには、そのコンディションだけでなく定期的なメンテナンスの有無も大事な判断です。
たとえ過去に修理したとあっても、それはマイナスではなくプラスにとられます。
なぜなら、修理されたということは、状態も良いものに手直しされたということだからです。
2年以内におこなわれていると、その買取価格は高くなります。
新商品や高額商品、中古品まで強化買取中です。
フルートは、演奏前の組み立てと演奏後のお手入れで状態の良しあしが変わってきます。
演奏前の組み立てではキイや細かい部分を握らないように注意しながら、まっすぐ重ねて回していきます。
リッププレートの穴とキイの中心が一直線になるようにします。
演奏後の分解では、キイを強く握りすぎないように分解し、管内にたまった水分をクリーニングロッドにガーゼなどを巻きつけてしっかりと除去するようにします。
この際、頭部管の奥にある反射板についた水分の摂取には要注意。
傷つけたら次回以降の演奏に支障が出てしまうので、傷つけないようにします。
変色を防ぐためにも、楽器の表面についてしまった汚れは柔らかいポリシングクロスなどで拭き取ります。
タンポの部分はクリーニングペーパーと、部位によって適した方法で掃除するようにしましょう。
パウエルにはたくさんのフルートがあります。
パウエルを代表するモデル、ハンドメイドフルートです。
文字通りハンドクラフトの結集であるモデルですが、いつの時代においてもトッププレーヤーを魅了しており、あらゆるフルートの指標となっているのです。
トーンホールの形成方式によって、ソルダードとドローンとの2つのモデルがあります。
材質もシルバー、オーラマイト、プラチナにウッドといったさまざまな素材が使用されています。
頭部管のタイプも複数の中から選ぶことができます。
1997年春にパウエル社創立70周年を記念するプロジェクトとして発表されました。
瞬く間に世界各国のフルーティストを魅了しており、圧倒的指示を得ているのです。
現在も世界のオーケストラプレーヤー、さらにはソリストが愛用しています。
至高の木管フルートとしても知られています。
創業の1927年から木管のフルート製作をしてきたパウエル社ですが、長年にわたり状態のよい優良なグラナディラを厳選し楽器として仕上げているのです。
伝統的なサウンド、そしてフォルムを持っており、パウエルの風格と非常に優れたコストパフォーマンスを兼ね備えているモデルです。
Head jointに関してはハンドメイドフルートと同じものを選ぶことができます。
パウエル社の秀逸な技術によって作られるドローントーンホール仕様です。
材質はSilverとAurumiteの2種類です。
コンセルヴァトリーSilverは、ハンドメイドモデルと同じスターリングシルバーが仕様されています。
コンセルヴァトリーAurumiteというのは管体の外側が9K Goldとなっており内側がSilverの重層構造です。
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