買取ぞうさんはフュージョンのレコード・CDを高価買取中

20世紀初頭のアメリカ南部で生まれ、今なおポピュラーミュージックとして愛され続けている、「ジャズ」。その長い歴史の中でジャズは様々な派生ジャンルを生み出してきましたが、このうち1960～1970年代に派生した、他ジャンルと融合させたジャズのことを「フュージョン」と呼びます。

本来のジャズはピアノやコントラバスなどのアコースティック楽器とサクソフォンなどの管楽器を主要な楽器とし、ソロミュージシャンによる自由でスリリングな即興演奏が特徴ですが、フュージョンの場合、ジャズの持つテクニカルなソロプレイという特徴を維持しつつ、ロックに使用されるエレキギターやドラム、あるいはラテン音楽に使用される民族楽器やパーカッション、ダンスミュージックに使用されるシンセサイザーやエフェクターなどの電子楽器などを使用し、グルーヴ感を重視したノリの良い16ビートのリズムを展開します。このようにジャズに他ジャンルの音楽を組み合わせているため、「融合」という意味の「フュージョン（fusion）」と呼ばれるようになったのです。

フュージョンとロックなどの他ジャンルとの違いは、コード進行やメロディ展開にも見られます。例えばロックのコード進行は3つの和音で展開されるためシンプルで分かりやすいのが特徴ですが、ジャズを含むフュージョンは4つ以上の和音が中心。ロックはヴォーカルを前提としているのに対しフュージョンは基本的にインストゥルメンタルを前提としているため、より複雑なコード進行や転調を取り入れることができるわけです。実際フュージョンを演奏するための音楽理論では、まずこの複雑なコードに対するアプローチが必須と言われています。

フュージョンは前述の通りインストゥルメンタル・ミュージックであるためBGMにもピッタリで、1990年代にシーンが「スムーズジャズ」に移行してからも一定のファンを維持しています。そのため聴かなくなったフュージョンのLPを持っているという人は、中古市場で売りに出してみましょう。商品によっては予想以上の値が付けられる可能性もあります。当店でもフュージョン作品をお持ちいただければ高くお買取致しますので、ご不要のLPをお持ちの方はぜひご連絡ください。

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