買取ぞうさんはファンキー・ジャズのレコード・CDを高価買取中

2023年12月に開催された、コロナ禍から5年ぶりとなる「下関ファンキージャズオーケストラ」のウィンタージャズコンサートは、四国～北九州にかけてのジャズファンに忘れられない思い出を残したことでしょう。「ホワイトクリスマス」をはじめビッグバンドによるクリスマスソングの名曲の数々が披露され、飲食屋台も並ぶ中お祭り気分でジャズを楽しめるイベントとなりました。

彼らのバンド名にも付されている「ファンキー・ジャズ」の「ファンキー」とは、「泥臭い・土臭い」「汗」という意味で、主にアメリカ南部のアフリカ系アメリカ人、つまりは黒人色の強い音楽を表現する際にこの言葉が使われます。つまり「ファンキー・ジャズ」とは、ジャズの中でも特に黒人要素が強いジャズのこと。そもそもジャズ自体アメリカ南部の黒人音楽をルーツとしているのですが、その長い歴史の中で変化を遂げていった結果、「ブルース」のフィーリングに「ゴスペル」要素が加わって誕生したのが「ファンキー・ジャズ」というわけです。

ファンキー・ジャズを語るには、1930年代～1960年代頃までのジャズ史の一連の流れを知っておく必要があります。1930年代に流行っていたのは、ビッグバンドで演奏されるダンスのためのジャズ「スウィングジャズ」。ビッグバンドであるがゆえ事前にしっかりと打ち合わせされた演奏でしたが、これに飽きたジャズミュージシャンたちが、即興演奏を特徴とするテクニカルなジャズ「ビバップ」を始めます。これが大体1940年代ごろ。しかしあまりにもテクニカルで芸術性が高すぎたため大衆が付いていけなくなり、これを改善してよりメロディアスにしたのが、1950年代の「ハードバップ」と言われています。ハードバップはメロディラインがしっかりしていて聴きやすかったものの、今度はこれにマンネリを感じたミュージシャンたちが、ゴスペルやブルース要素をさらに強くしたより黒人色の強いハードバップを展開、これが「ファンキー・ジャズ」となったわけです。

ファンキー・ジャズはハードバップ以上に聴きやすく、「ジャズらしいジャズ」を好む人にも人気の高いジャンルです。そのため中古市場でも人気が高く、商品によっては高く売れる可能性も。それで要らなくなったファンキー・ジャズのLPがあるという人は、買取専門店で買い取ってもらいましょう。当店でもファンキー・ジャズ作品をお持ちいただければ高額で買取しますので、ご不要のLPをお持ちの方はぜひご利用ください。

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