買取ぞうさんはフィルター・ハウスのレコード・CDを高価買取中

ダンスミュージックの元祖・「4つ打ち」を生み出した1970年代生まれの音楽と言えば、「ハウスミュージック」。「シカゴハウス」から始まり、進歩するテクノロジーや他の音楽ジャンルと融合することで、ハウスは様々なサブジャンルを生み出してきました。「アシッドハウス」はこのうち1987年に古いアナログシンセサイザー「ローランド・TB-303」のつまみをランダムに動かすことで偶然に生まれたもので、レイブカルチャーを発展させる原動力となりました。

この「アシッドハウス」から生まれた更なるサブジャンルが、「フィルター・ハウス」です。アナログシンセサイザーの変調効果を多用しているためアシッドハウスにカテゴライズされるわけですが、中でもサンプリングしたディスコの曲にフィルターをかけて音にうねりやリズム感を出すという特徴があるため、従来のアシッドハウスとは異なる新たなサブジャンルと見なされるようになりました。ちなみに「フィルター」とは、イコライザーで音の周波数の1部を通さないようにすること。ある楽曲をサンプルとして採用し、そのうち特定の音域をわざとシャットアウトする、という技法です。この技法を用いたハウスミュージックという意味で、「フィルター・ハウス」と名付けられました。

フィルター・ハウスはフランスのミュージシャン「トーマス・バンガルター」が最初に生み出したサウンドスタイルとされていますが、これが実際に開花したのは1997年、「ダフト・パンク」や「スターダスト」といったアーティストがこのジャンルで国際的な成功を収めてから。これらのアーティストたちはイギリスの大手レーベルである「ヴァージン・レコード」と契約してここから数多くのヒット曲をリリースし、2000年代までヨーロッパ中でブームとなりました。このようにフランス人アーティストたちによって開拓され人気を博した音楽ジャンルであったため、フィルター・ハウスは「フレンチハウス」という名前でも知られています。

フィルター・ハウスはネット上で作り方を解説しているページもあり、デスクトップ・ミュージシャンたちの間で大変人気があります。またクールでポップなサウンドでノリが良く、純粋にダンスミュージックとして好き、というリスナーも。このため当時のフィルター・ハウスLPやCDも、中古市場で高い人気を誇っています。不要になったフィルター・ハウスの音源があるという人は、中古市場で売却すると良いでしょう。当店でもフィルター・ハウス作品をお持ちいただければ高くお買取り致しますので、ご不要のLPやCDお持ちの方は、是非ご連絡ください。