ブラジルのサンバやボサノヴァ、キューバのマンボ、ジャマイカのレゲエなど、日本でも馴染みのあるラテン音楽。ブラジル音楽に代表されるように植民地時代の黒人によって形成されたアフリカ系の要素を持つものもあれば、スペインなどのヨーロッパ系民族音楽の影響を強く受けたもの、もともと住んでいた先住民族の音楽が混ざったものなど、その種類は多岐にわたります。
従って一言でラテン音楽と言ってもそれぞれに違った音楽性があるわけですが、思わず踊り出したくなるような軽快なリズムとパワフルなヴォーカルは、ラテン音楽共通の特徴。アルゼンチンのタンゴのように哀愁漂う音楽さえもダンスミュージックであり、ここに陽気でエネルギッシュなラテン民族の魅力を垣間見ることができます。
そんな「ラテン系」の味付けをした「ファンクミュージック」が、「ファンカラティーナ」です。「ファンク」に「ラテン人」「ラテンの」という意味の「ラティーナ」を組み合わせた言葉ですが、実はこの言葉は日本でしか通用しないよう。日本の音楽業界やマスコミが商業目的で盛り上げるため、この種の音楽やそのバンドをまとめてこのように呼び始めたと考えられます。
ちなみに「ファンク」とはアフリカ系アメリカ人のブラックミュージック、例えばブルースやジャズといった音楽をルーツとする音楽で、16ビートやフレーズの反復、歯切れの良いギターなどが特徴。1970年代に完成した、非常にノリの良い音楽のことを言います。
このファンクに陽気でパワフルなラテン系の味付けをしたのが「ファンカラティーナ」ですから、その派手さ、にぎやかさは想像に難くないところ。本格的なラテン系に見られる哀愁漂う雰囲気は排除され、ひたすら明るくノリノリなファンクのリズムにエキゾチックな要素が加わった、気楽に楽しめる音楽です。
ファンカラティーナは1970年代後半から1980年代初めにイギリスで突然姿を現して一世を風靡した音楽ですが、ブームと言えるほどの盛り上がりを見せずに収束していきました。これが日本に伝わったのも1980年代初期のころで、日本特有の「ファンカラティーナ」という名前で呼ばれたのは前述の通り。日本でも一瞬のブームでしたが、今でも時々この楽しい音楽を聴きたくなってしまうという人は珍しくありません。
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ファンカラティーナを代表するバンドと言えば、「モダンロマンス」。1980年に「レイトン・バザーズ」という前身バンドの元メンバーを中心に結成されたイギリスのバンドで、1985年までキャッチーなヒット曲でイギリスのチャートの常連となっていました。
例を挙げれば1981年リリースの「Ay Ay Ay Ay Moosey」や、1983年の「High Life」などが挙げられます。一方で1981年リリースのデビューアルバム「Adventures In Clubland」はエレクトロファンクにラテンの味付けをしたノリの良いダンスナンバーでしたが売れ行きはイマイチ、1983年リリースの「Party Tonight」も名盤ながら、当初のイギリスではチャート45位止まりだったと言います。名曲を数多くリリースしながらも、なぜかアルバムは不発に終わってしまったという印象が拭えないバンドでした。
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