買取ぞうさんはファンクのレコード・CDを高価買取中

日本では独特で個性的、奇抜で斬新なスタイルをポジティブな意味で表現する際に「ファンキーな」という言葉が使われることがありますが、もともと「ファンキー」とは音楽用語、ジャズやソウルミュージックの中でも強いグルーヴ感のあるサウンドを指して使われます。ここから生まれた音楽のサブジャンル名が、「ファンク」。アフリカ系アメリカ人たちによって生まれた一連の音楽を「ブラックミュージック」と呼びますが、このうち19世紀後半から20世紀初頭に生まれた「ジャズ」と、1940年代後半ごろに生まれた「R＆B」を融合させたもの、また直接的には1960年代初めに生まれた「ソウルミュージック」から派生したものが「ファンク」であると言われています。

ファンクの誕生は1960年代後半、それまで人気を博していたソウルの勢いが衰え始めたころで、その生みの親は「ファンキー・プレジデント」の異名でも呼ばれる「ジェームズ・ブラウン」です。当時すでにR&Bで名声を得ていた彼は、1964年に世界初のファンクナンバーとされる「アウト・オブ・サイト」をリリース、これにいち早く反応したブルースミュージシャンたちが「ファンク・ブルース」を作り上げて黒人たちの間でファンクが浸透していきました。さらに1960年代末から1970年代初頭には、サンフランシスコ出身の人種・性別混合バンド「スライ＆ザ・ファミリーストーン」がロックの要素を含んだファンクを展開。こうして白人の間でもファンクブームが高まっていったのです。

さらに1970年代には、ジョージ・クリントンによる「Pファンク」が登場。1980年代半ばまでファンクブームは続きましたが、ヒップホップやハウスなどの新たなジャンルが登場することで、80年代後半から2000年代まで一時ブームが下火になります。しかし2010年代に入り、「マーク・ロンソン」や「ブルーノ・マーズ」などが1980年代のファンクを蘇らせたことで、再びブームが到来することとなりました。

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