1980年代初期にアメリカのデトロイトで誕生した「テクノ」。Roland TR-808等の安価なシンセサイザーやドラムマシンを使った電子サウンドを基本とし、ハウスミュージックのように「躍らせる」ことを目的として作られるエレクトロダンス・ミュージックです。テクノを開発した生みの親は、名付け親でもある「ホアン・アトキンス」、そして彼から教えを受けた「デリック・メイ」と「ケヴィン・サンダーソン」の3人。彼らによって1980年代後半には「テクノ」というジャンルが普及してダンスシーンに定着し、1990年代以降になると、ここから様々なサブジャンルも誕生して人気を博すようになったと言われています。
そんなダンスミュージック史における1990年代、テクノから派生しクラブシーンを席巻したサブジャンルが、「ビッグ・ビート」です。
「ビッグ・ビート」は重いベースと独創的なサンプリング、ファンキーなドラムループを特徴としており、その音楽性は「ヒップホップのブレイクビーツとアシッドハウスのエネルギー、ビートルズのようなポップさにパンクロックの攻撃性を少々加えたもの」なのだそう。こう語ったのはビッグ・ビートの生みの親とされる「ノーマン・クウェンティン・クック」、別名「ファットボーイ・スリム」です。
ノーマンはロンドン生まれのDJで、ミュージシャンとしての活動は、友人が率いるバンド「ハウスマーティンズ」でベーシストを務めたことから始まりました。同バンドの解散後はダンスミュージックに専念し、精力的に活動。様々な名義で音楽をリリースしていましたが、1996年ごろから「ファットボーイ・スリム」という名義を使用するようになります。同年にリリースした「ベター・リヴィング・スルー・ケミストリー」は、様々なジャンルを融合させたサウンドで、ノーマン渾身の1作。当時彼がレギュラーDJを務めていたクラブ「ビッグ・ビート・ブティック」の名を採って、このような作品を「ビッグ・ビート」と呼ぶようになったのです。
こうしてファットボーイ・スリムが生み出したビッグ・ビートは、「ケミカル・ブラザーズ」や「プロディジー」らによってさらに発展し、世界的な知名度を獲得。現在に至るまで活躍するアーティストも少なくありません。それでかつてのビッグ・ビートのレコードを持っているので誰か引き取ってほしいという人は、中古市場で売りに出してみると良いでしょう。商品によっては需要が高く、予想以上の値段で売れる可能性があります。当店でもビッグ・ビート作品をお持ちいただければ高くお買取りいたしますので、ご不要のLPをお持ちの方はぜひご利用ください。
ファットボーイ・スリムのほかにビッグ・ビートを牽引した世界的なアーティストと言えば、前述の「ケミカル・ブラザーズ」でしょう。1989年にイギリスで結成された電子音楽ユニットで、1996年リリースのシングル「Setting Sun」はチャート1位を獲得。1997年、2005年、2007年にはグラミー賞も受賞しています。
5作品連続でアルバムチャート1位を記録するなど、ダンスミュージック・アーティストとしては異例の売上を誇っており、今やダンスミュージック界を代表する重鎮。現在に至るまで精力的に活動しており、これまでに6回の来日公演も果たしています。
商品はできるだけきれいな状態の方が高く売れるので、LPの取り扱いや保管場所には十分注意しましょう。できれば湿気が少なく直射日光の当たらない場所を選び、立てて保管するようにしてください。査定に出す前に専用クリーナーなどでクリーニングしておくのもおすすめです。
帯や歌詞カード、ジャケットなどの付属品が揃っていることで、買取価格がさらにアップする場合があります。特典や初回限定の付録なども一緒に査定へお出しください。
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