ゆったりとしたテンポと美しいメロディラインに感傷的な歌詞を乗せて歌われる「バラード」。英語やフランス語で「ballade」と書かれるこの言葉は、もともと14~15世紀の中世フランスにおける叙情詩の形式を指していました。繰り返しの多い構成と貴族への呼びかけが特徴で、このスタイルは後にヨーロッパ全域から北アフリカ、オーストラリア、北アメリカまで広まりました。
また、12世紀ごろのフランスで生まれた叙情歌も「バラード」の源流とされ、14世紀には3声で構成される多声音楽として確立されていきます。18世紀後半になるとゲーテらの詩をもとにオペラのアリアで取り入れられるなど、文学性の高い楽曲として親しまれるようになりました。
これらを踏まえ、19世紀にはショパンが器楽曲としての「バラード」を創出。彼の代表曲である「子犬のワルツ」や「別れの曲」などは、美しい旋律と感情表現に富み、ジャンルとしての「バラード」を確立させました。
この形式をもとに発展したのが、現代のポピュラーミュージックにおける「バラード」です。切ない恋愛や失恋をテーマにした感情豊かな歌詞、美しいメロディと転調による盛り上がりが特徴で、たとえばケツメイシの「バラード」などが挙げられます。
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現代では、ドラムリズムが明確なミディアムテンポの楽曲でも、穏やかで美しいメロディや感傷的な歌詞を持つものであれば「バラード」として認識されることがあります。カラオケでも人気の高いジャンルです。
「バラードに特化したアーティスト」は多くないものの、作品の中にバラードを多数含むアーティストとしては、男性では「浜田省吾」や「秦基博」、女性では「古内東子」や「Aimer」などが知られています。
LPやCDは盤面やケースの傷、歪み、色あせなどが少ないほど高価査定につながります。日光や湿気を避けた場所で丁寧に保管し、使用後はケースに戻しておくなど、日頃のメンテナンスが重要です。
帯や歌詞カード、アンケート葉書などの付属品も査定の対象です。細かなものも丁寧に保管し、できるだけ購入時と同じ状態にしてお持ちいただくことをおすすめします。
長期保存の場合はスリーブや湿気対策用の袋に入れて保管しましょう。特にLPは立てて保管し、通気性の良い場所に置くことでジャケットや盤面の劣化を防げます。これらの工夫が査定額に反映されます。
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