買取ぞうさんはノイエドイチュベレのレコード・CDを高価買取中

音楽の都・オーストリアと、物理的にも名声的にも肩を並べる国、ドイツ。音楽の父バッハやベートーヴェンなど、16～18世紀のクラシック時代に活躍した著名人から、近代の電子音楽のパイオニアであるクラフトワーク、ロックシーンを牽引したスコーピオンズやファウストまで、数多くのアーティストを輩出してきました。

そんなドイツで1980年代初頭に人気の絶頂を迎えたのが「ノイエドイチュベレ」です。日本では聞き慣れないこの言葉「ノイエドイチュベレ（Neue Deutsche Welle）」はドイツ語で、「新しいドイツの波」という意味。つまり、ニュー・ウェイブのことを指します。

ニュー・ウェイブは、1970年代後半から1980年代前半にイギリスで流行したロックの一ジャンルですが、ドイツでは当初アンダーグラウンドな存在でした。「DAF」「ノイバウテン」「Die Krupps」といった新進気鋭のアーティストたちが、実験的かつポストパンク的なアプローチで作品を生み出していたのです。これらの動きが1980年ごろから音楽業界に注目され始め、「NENA」や「Hubert Kah」などの有名アーティストたちにも広まることで、ノイエドイチュベレは一気にメジャー化しました。

ただし、その定義は非常に曖昧であり、ニュー・ウェイブ全般と同様に、当時の実験的なロックミュージック全体を包含する言葉として使われるようになりました。こうして様々なアーティストたちが次々と登場し、飽和状態となったことで、1984年ごろにはブームが終焉を迎えます。「一発屋」と言われるようなバンドも多かったのが、このノイエドイチュベレ・ブームの特徴です。

しかし、2000年代前半には英語圏でノイエドイチュベレのリバイバルが起こり、再び注目を集めるようになりました。こうして評価が高まったノイエドイチュベレは、現在ではエレクトロニックミュージックの発展に寄与したパイオニア的な音楽ジャンルとして認められています。

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