買取ぞうさんはフォークソング（フォーク）のレコード・CDを高価買取中

日本では1960年代から始まり1970年代に最盛期を迎えた、「フォークソング」ブーム。21世紀に入ってもフォークソングの名残を見ることはできますが、大多数のZ世代には「フォークソング＝シンガーソングライターがアコギで弾き語る古い歌」という認識しかないかもしれません。しかし実際には、「フォークソング」とは「民間伝承」「伝説」「民族」という意味の英語「folklore」から採られた名前。つまり狭義には古くから各地で伝えられてきた民謡のことを言います。

従って元来の意味での「フォークソング」は1960年代どころかその始まりをたどることさえできないほど古くから存在しているわけですが、これが1つの音楽ジャンルとして認識されるようになったのは、19世紀のアメリカでのこと。フォークソングが初めて商品化されたのは1890年のことでしたが、市場に流通するようになったのは円盤レコードや蓄音機が普及し始めた1920年代になってからと言われています。

フォークソングは戦後の冷戦時代に一時本来の姿を見失い共産党の音楽と見なされましたが、これを軌道修正したのは1950年～1960年代に活躍した「ウディ・ガスリー」や「ピート・シーガー」で、彼らによって始まった「フォークミュージック・リバイバル」は全米各地に広がりました。この時期にフォークソングを代表する歌手として登場したのが、「ボブ・ディラン」。当時の演奏形態の中心はアコースティックギターでしたが、1965年に開かれたフェスでボブ・ディランが楽器をエレキギターに持ち替えたことで大ブーイングを浴び、これをきっかけに「フォークソング・リバイバル」が終了したとされています。

日本にフォークソングが入ってきたのは、ちょうどこの1960年代ころというのは前述の通り。当時の日本は学生運動が盛んな時代であったため、フォークソングのもう1つの「顔」である「プロテストソング」を日本語で歌うミュージシャンたちが登場し、日本独自のフォークソング文化へと発展していきました。さらに1970年代になると「吉田拓郎」の登場により、フォークソングはプロテストソング色のない恋愛や青春といった個人の心情を歌うものへと変化していきます。同時期には「井上陽水」や「かぐや姫」といった歌手やグループも登場、フォークソング・ブームは1980年代頃まで続きました。

やがて他ジャンルの登場により日本でもフォークソング・ブームは鎮静化していきましたが、今でも1つの文化として「フォークソング部」のある学校がありますし、当時のフォークソングを懐かしむ人もいるため、そのLPも中古市場で高く売れる可能性があります。それで要らなくなったフォークソングのLPがあるという方は、ぜひ当店へお持ちください。専門スタッフがしっかりと査定し、高くお買取させていただきます。

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