買取ぞうさんはフォークロックのレコード・CDを高価買取中

アメリカでは公民権運動やベトナム反戦運動などが盛んだった1960年代、プロテスト色を帯びた音楽が人気を博すようになります。こうして誕生したのが、「フォークロック」。1950～1960年代と言えばビートルズの登場によってロックミュージックが世界的なシーンを見せていた時代で、ここにプロテスト色の強いフォークソングが融合することで新たな音楽ジャンルとして確立されました。

フォークロックの誕生を語るのに欠かせないのが、「ボブ・ディラン」です。彼は1960年代初頭にフォークシンガーとして活動し始め、「1963年には代表作「風に吹かれて」がビルボード2位を記録するなど、デビューからほどなくして数々の名曲をリリースしました。こうして「フォークの貴公子」と呼ばれるほどの人気を博したのですが、1964年ごろからビートルズやローリング・ストーンズなどイギリスのロックアーティストの交流が芽生え、丁度アコースティックギター1本での演奏に限界を感じつつあったこともあり、徐々にロックの影響を受けた作品を手掛けるようになっていったのです。

そしてついに1965年、フォークロック誕生に強い影響を与える出来事が起こります。それはニューポート・フォーク・フェスティバルというフォークミュージックの祭典でのことで、それまで「フォークの貴公子」であったはずのボブ・ディランが、何とロックバンドを伴ってエレキギターで登場。従来のアコギによる弾き語りを期待していたフォークファンからの強いブーイングを受け、途中で舞台を降りることになったのです。

そんな騒動にもめげず、ボブ・ディランは引き続きエレキギターとドラムセット、つまりロックの演奏形態で次々と作品をリリースしていきます。こうしてリリースされた6thアルバム「追憶のハイウェイ61」は、フォークとロックが融合されたそれまでにない新しいサウンドとして話題になり、「フォークロック」の基礎を築くことになりました。ボブ・ディラン初のロックナンバーということでレーベルは当初リリースをためらっていたのだそうですが、結果はビルボード2位、キャッシュボックス1位という大ヒットとなったのです。

こうしてボブ・ディランによって完成し日本を含め世界に広がっていった「フォークロック」は、今ではポップンにもラインナップされるほどの人気ジャンルとなっています。そのため誰も聴いていないフォークロックのLPがあるという人は、中古市場で売りに出すと良いでしょう。当店でもフォークロックのLPをお持ちいただければ高くお買取させていただきますので、ご不要のLPをお持ちの方はぜひご連絡ください。

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