買取ぞうさんはブラックメタルのレコード・CDを高価買取中

日本では2021年3月に全国公開され、その衝撃的な内容から「観るな」という宣伝キャッチコピーまで付いた映画、「ロード・オブ・カオス」。これはブラックメタル・バンドたちの狂騒を描いた作品で、その数々の事件は史実に基づいているため、この映画を観たブラックメタル初心者の中には、「ブラックメタル＝やばい音楽」という印象を持ってしまった人もいることでしょう。

そもそも「ブラックメタル」とはヘヴィメタルにハードコアの過激さを加えた「スラッシュメタル」から派生したサブジャンルで、単音を高速で刻み続ける「トレモロ」という奏法を用いたノイジーなギター、バスドラムとスネアを交互あるいは同時に高速で鳴らすブラスト・ビート、うなり声や金切声のようなヴォーカルといったサウンドを特徴としています。とは言え実際には、デスメタル寄りのサウンド、スラッシュメタルに近いサウンド、ゴシックメタル風のサウンド、流麗なメロディを中心としたサウンドなど、一言で「ブラックメタル」と言ってもバンドによって様々。ただいずれにしても、まがまがしくダークな世界観や破壊的で混とんとした雰囲気をベースとしているため、メインストリームに出ることはなく常にアンダーグラウンドでコアなファンに支えられている音楽ジャンルです。

ブラックメタルがこのようなダークな世界観を表現するのは、主にその思想と深く関係しています。ブラックメタルの思想とは、「サタニズム」。もともとサタニズムはモチーフの1つとして使用されていただけなのですが、1990年代に入りメタル大国・ノルウェーから世界的なブラックメタル・バンドが登場するようになると、やがてサタニズムがブラックメタルの中心的なイデオロギーになっていったのです。

ブラックメタルが死者の姿を模倣したコープス・ペイント（顔全体を白く塗り目の周りを黒く塗った化粧）に全身黒ずくめ、頭蓋骨や逆さ十字等をモチーフとしたロゴ、モノクロのアートワークといったビジュアル的な特徴を持つのも、このサタニズムというイデオロギーに由来するもの。冒頭で触れた「ロード・オブ・カオス」で取り上げられたようなショッキングな事件も、バンドのメンバーたちが「どれだけサタニズムを実行できるか」といういわば競争によって引き起こされたと言われています。

このようにビジュアル、サウンド共にかなりヘヴィなブラックメタルは聴く人を選ぶ音楽なのですが、一方でこれにハマってしまうとやめられない、中毒性の高い音楽でもあります。そのため聴かなくなったブラックメタルのLPがあるという人は、買取専門店へ持っていきましょう。当店でもブラックメタル作品をお持ちいただければ、高額でお買取させていただきます。

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