買取ぞうさんはブラック・コンテンポラリーのレコード・CDを高価買取中

ロックやジャズ、ファンクなど様々なポピュラーミュージックを包含する、「ブラックミュージック」。ブラックミュージックとはアメリカ南部の黒人たちによって生み出された音楽の総称で、17世紀の奴隷時代に生まれた「黒人霊歌」や「プランテーションソング」を源流として数多くの音楽ジャンルが派生、発展していきました。

その中には白人音楽と混ざり合った「ロック」や「ジャズ」といった音楽もあれば、「ソウル」や「ファンク」のようにより黒人色の強いものもあります。本来音楽のような芸術に「人種」というへだたりはあってはならないものなのですが、アメリカでは奴隷制度廃止後も長く人種偏見が続いてきたというのは誰もが知る通り。その根強い偏見から、白人が黒人色の強いソウルのような音楽を演奏したり聴いたりすることは、当時白人・黒人ともに抵抗感がありました。この抵抗感を少なくするするために考え出されたのが、本来の泥臭い、黒人原理主義的なブラックミュージックをマイルドに、より都会的に精錬し、白人にも受け入れやすくするということ。こうしてできたのが、「現代的な（contemporary）黒人音楽（Black Music）」という意味の、「ブラック・コンテンポラリー(Black Contemporary)」です。

ブラック・コンテンポラリーは主にソウルミュージックを白人的に精錬したもので、1970年代後半にヒットチャート用語として使われるようになりました。特に1980年代、世界の音楽市場が均質化すると同時に落ち着いた大人向けの音楽に人気が集まるようになると、これらを「アダルトコンテンポラリー」と呼ぶように。このうちブラックミュージックであるソウルをより耳馴染みの良いメロウでアダルトな雰囲気にしたものを、「ブラック・コンテンポラリー」と呼ぶようになったわけです。

ブラック・コンテンポラリーは日本でも「ブラコン」と呼ばれて一世を風靡しましたが、90年代に入ると新しい音楽ジャンルの登場と共に徐々に下火になっていきました。とは言え都会的でロマンティックなサウンドはBGMにピッタリで、根強いファンによってかつてのLPも中古市場で活発に取引されています。そのため要らなくなったブラック・コンテンポラリーのLPがあるという方は、ぜひ当店へお持ちください。当店の専門スタッフがしっかりと査定し、できるだけ高くお買取させていただきます。

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