リール本体だけでなく、純正のリールカバー・箱・取扱説明書などの付属品が揃っていると査定額が上がります。さらに、オーバーホールやグリスアップなどのメンテナンスを定期的に行っていた場合、その記録（レシート・整備明細）を提示することで、状態の良さが裏付けられ、高額査定につながります。

ティアグラシリーズは一般的な中古釣具店よりも、トローリングやオフショアリールに詳しい専門店での査定がおすすめです。専門知識を持つ査定士が、使用状況・ドラグ性能・ギアの状態まで丁寧に確認してくれるため、正当な価値を反映した買取が期待できます。特に複数台まとめて依頼する際は、買取額のボーナスが付く場合もあります。

シマノ ティアグラ 130 2SPEEDを複数台所有している方や、船宿・釣具店の在庫整理などによる大量買取にも対応可能です。同一モデルをまとめて査定に出すことで、買取単価が上がる「まとめ売り特典」を設けている店舗もあります。査定前に一度、台数や状態を伝えて見積もりを取るとスムーズです。

「シマノ ティアグラ 130 2SPEED」は、単なる大型リールではなく、シマノが誇る最高峰の“プロ仕様トローリングリール”です。最大ドラグ力約45kgという驚異的なスペックを誇り、マグロ・マーリン・セイルフィッシュといった外洋の超大物とのファイトを前提に設計されています。

このリールの最大の特徴は、2スピード機構による自在なギア比切り替え。ハイギアでは素早くラインを回収でき、ロ―ギアでは強力なトルクで粘り強く巻き上げることができます。これにより、ファイト中の状況変化に即応できる操作性を実現。大型魚が急潜行する場面でも、ドラグとギアの連動が滑らかに働き、ラインブレイクを最小限に抑えます。

また、ティアグラシリーズ全体に共通する特徴として、高剛性アルミ削り出しボディと防錆性能に優れたA-RBベアリングが挙げられます。これにより、長年の使用でも回転の滑らかさを維持し、海水による腐食リスクを大幅に軽減。リールフットやドラグレバーなどのパーツ精度も高く、メンテナンス後の再調整が容易な構造となっています。

さらに、ラインキャパシティの余裕もティアグラ130の強み。ナイロンラインやPEラインを多く巻けるため、深場での大型魚狙いにも安心感があります。こうした堅牢性・操作性・信頼性の三拍子がそろったモデルは、中古市場でも安定した人気を維持し続けています。

近年では、トローリングリールとしての完成度の高さが再評価され、海外アングラーからの需要も増加。特にオーストラリアやハワイなど、外洋フィッシングの盛んな地域で中古ティアグラが高値取引される傾向があります。性能の高さとブランド力が融合したリールとして、今なお“最強クラスのトローリングリール”と称される理由がここにあります。

すでに紹介したように、ティアグラ130 2SPEEDは中古でも高い評価を受けていますが、その中で“より高く売る”ためには、いくつかの重要なコツがあります。既存記事①で触れた付属品や専門店査定以外にも、さらに有効な方法があります。

まず意識したいのが、外観と内部の清潔感です。海水使用後に真水洗浄を怠ると、塩の結晶化によるギアやドラグ部の劣化が進みます。定期的にオーバーホールを行い、塩害防止グリスを塗布しておくことで、査定時の印象が大きく変わります。特に、ハンドルやドラグノブの操作感が滑らかであることは、査定士が重視するチェック項目です。

次に、買取に出すタイミングも重要です。トローリング需要が高まる春～夏のシーズン前（3〜6月頃）は、特にティアグラシリーズの買取価格が上がりやすい傾向にあります。シーズン中に中古在庫を確保したい買取店が増えるため、同じ状態でも査定額が数％上がるケースがあります。

また、複数モデルの比較査定もおすすめです。たとえば「ティアグラ80W」や「ティアグラ50W」とセットで査定を依頼すると、買取店側で再販ロットを組みやすくなり、単品査定より有利になることがあります。こうした“まとめ売り戦略”は法人や船宿ユーザーだけでなく、個人アングラーにも有効です。

さらに、発送買取を活用する際は、無料の宅配キットや最短即日入金対応などのサービスをチェックしましょう。発送中の破損を防ぐため、ハンドルを外して個別梱包するのもポイントです。査定時に状態が良好に保たれているほど、高価買取につながりやすくなります。

最後に、信頼できる査定店を選ぶ際は、レビュー評価や取引実績を確認しましょう。トローリングリール専門店や大手釣具買取サイトでは、過去の査定事例を公開している場合もあります。あなたのティアグラ130 2SPEEDも、その精密さと存在感を正しく評価してもらうことで、納得の価格で手放すことができるでしょう。