金や銀、プラチナなどの貴金属はそれ自体に価値があるためある程度の買取価格が期待できますが、それが人気ブランドのものであれば更なる高額査定が期待できます。その年によって人気ランキングが前後することもありますが、不動の地位を築いている以下のブランドであれば、高く買い取ってもらえるでしょう。
アメリカ生まれのジュエリーブランド「ティファニー」は、特に女性からの支持が高いブランド。ラインナップも豊富でシーンに合わせて幾つか取り揃えておきたいという人も少なくありません。中でもオープンハートのネックレスは安定した人気を誇ります。
「宝石商の王」の異名まで持つフランス生まれの「カルティエ」は、王室御用達ブランドとしても有名です。特に有名なのは、3色のゴールドを組み合わせた「トリニティシリーズ」。品の良い存在感を発しているため、30~40代が持つハイジュエリーブランドとして人気があります。
フランスのパリ・ヴァンドーム広場を起点に世界中のセレブを魅了しているハイブランド、「ヴァンクリーフ&アーペル」。華やかで甘めのデザインがロマンチックで、こちらも女性からの支持が高いジュエリーブランドです。
特に四葉のクローバーをモチーフにしたアルハンブラコレクションは、ヴァンクリーフの代表的な作品となっています。
同じくパリ生まれの老舗「ショーメ」は、ヨーロッパ諸国の王室御用達にもなっているハイジュエリーブランド。伝統あるブランドにふさわしく、芸術的なデザインでセレブたちを魅了しています。中でもジュ・ドゥ・リアンコレクションは10万円台からでも購入できる手軽さもあり、色違いで揃えているという人も少なくありません。
その他、ロレックス、ルイ・ヴィトン、グッチ、ディオール、シャネル、エルメス、セリーヌ、ハリー・ウィンストン、デビアス、俄、ミキモト、ロイヤルアッシャー、ダミアーニ、喜平、ピアジェ、ショパール、ジャガーリュクルト、ブシュロンなども高価買取が期待できます。
●貴金属買取の主な商品
貴金属商品と聞くと指輪やネックレス、ブローチなどのアクセサリーを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、当店ではこれらのジュエリーに加え、インゴットや金貨、銀貨、プラチナコイン、銀食器、更には金歯や貴金属性のメガネフレームなどもお買取りの対象としております。
デザインの古いものや壊れたり切れたりしてしまったアクセサリーでもOK。貴金属の含有率やそもそも貴金属素材なのか不明という場合でも、お気軽に査定にお持ちいただけます。
以下に貴金属の含有率、純度の見分け方についてご説明しますので、参考になさってください。
・金
金の純度は「カラット」という単位で24分率で表されるため、「K〇〇」と表記されます。最も純度が高いのは、金含有率が99.99%以上の「K24」。そこから純度が低くなるにつれて「K22(91.7%)」「K18(75%)」「K14(58.5%)」「K10(42%」・・・となります。このうちK24は素材として柔らかすぎるため、アクセサリーなどの普段使いには適していません。このため主に金貨やインゴットなどの「資産」として使用されています。アクセサリーに加工されるのはK22以下で、特に加工のしやすさや耐久性、純度の高さという点で最もバランスが取れているK18が、アクセサリーのほか時計やライターなどに広く使用されています。
・銀
銀の純度はそのまま英語の「SILVER」から採って「SV〇〇」と表記されます。最も純度が高いのは日本語で「純銀」とも呼ばれる「SV1000(100%)」。
これより純度が劣るにつれて、「SV950(95%)」「SV925(92.5%)」「SV900(90%)」「SV833(83.3%)」「SV800(80%)」・・・となります。ちなみにSV925は「スターリングシルバー」、SV900は「コインシルバー」とも呼ばれます。純銀は食器やコイン、仏像などの置物にも使用されますが、硫化反応を起こしやすいためコーティングが施されていることが殆ど。一方スターリングシルバーやコインシルバーは耐久性に優れているため、アクセサリーを含め様々な用途に使用されています。
・プラチナ
プラチナの純度を示す単位は「Pt(Platinum)」。プラチナも銀と同様100分率で表し、「純プラチナ」と呼ばれる最高純度は「Pt999(99.95%)」と表記されます。ここから純度が低くなるにつれ、「Pt950(95%)」「Pt900(90%)」「Pt850(85%)」・・・となっていきます。
純プラチナも投資用のインゴットやコイン、工業製品として使用されることが多いのですが、前述の通り「不変性」の意味から結婚指輪としても人気が高い素材です。とは言えジュエリーに最も多く利用されているのは、ある程度強度がありかつ価格も手ごろなPt900。また金属アレルギーの問題から、割金がより少ないPt950のジュエリーを選ぶ人もいます。